妄想虚言癖の誤診

Aloha.

このことは、伝える意味はないように
思うし、言うことで
陰徳を失うことでしょう。
それでも言わなければ、
わたしは『嘘つきの汚名』を
晴らすことなく、人から信じられず、
生きることになるでしょう。

15年前、包み隠さず
過去の出来事を医師に伝えた結果、
『妄想虚言癖』だと
診断されました。
今もカルテに記載されている
のかと思うだけで、ゾッとします。
しかしながら、一般に通院なしの患者の、15年前のカルテが
存在することはないでしょう。

あの時、
無力な患者が、高慢な医師に
あっさりと負けた瞬間でした。

その後

『何を言っても、どうせオオカミ少年のように嘘つきだと思うんでしょ』

という捻くれ根性に支配されました。
そして、無意味な抵抗
を嘲笑われているようでした。

小さな窓がひとつの地下牢には、
ギーギーいう
簡易ベッドとむき出しのトイレが
あるだけでした。
わたしは、犯罪者でないのに
牢屋に入れられました。

鎮静剤の注射を打たれる際に、
『兄のように、殺される』
と暴れたからでしょう。
その言葉の使い方によって、
危険と判断されたのに
違いありません。

気づいた時には天井を
眺めていました。
ジメジメとした空気。
コンクリートの壁が
より冷たい印象を与えていました。
格子から中がのぞける
分厚いドアのある部屋の
ベッドに横たわっていたんです。
日に日に感情がなくなりました。

『きっともう二度と出られないんだ』
と思いました。

その後、
息子に会うためには
なにがあっても
ここの医師に
服従しなければいけないと
理解し、耐えて耐えて、
言いなりになって退院しました。

『あなたはそんな場所に入らなければ
分からないんやねー』
心ない言葉は凶器に化しました。

(頭に言葉が焼きついてしまうため、
その場面のことはよく覚えています)
『申し訳ありません』
退院後、最も不幸でした。

わたしが、独身の頃に、
父方の祖母に対して
抱いていた感情。
そのようにして、
『厄介者』になったと嘆きました。

A hui hou.